辻クリニック 
住所:〒612-0889 京都府京都市伏見区深草直違橋9丁目184−2 
電話: 075-641-3073

麻酔科・ペインクリニック

あなたがお悩みの痛みはどんな痛みですか?

頭・顔

頭痛

  • 頭痛(ズキズキ、チクチク)
  • 顔面に痛みが走る
考えられる疾患
  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発頭痛
  • 三又神経痛
  • 顔面神経まひ

など

首・背中

首・背中

  • 首の周り、首の後ろの痛み
  • 首のこり
  • 上を向いたときの首の痛み
  • 背中の鋭い痛み
  • 背中の鈍い痛み
考えられる疾患
  • 頚椎症
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎症性神経根症
  • むち打ち

など

肩こり

  • 肩こり
  • 肩があげようとすると痛い
考えられる疾患
  • 五十肩(肩関節周囲炎)
  • 肩腱板損傷
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 頚椎症性神経根症

など

腰痛

  • 腰が重い
  • 腰の鋭い痛み
  • 腰の鈍い痛み
考えられる疾患
  • ぎっくり腰
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 変形性腰椎症
  • 腰椎分離すべり症
  • 腰椎椎間関節症
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 仙腸関節障害

など

腕・脚

  • 腕、脚の痺れたような痛み
  • 表面的にビリビリとする痛み
考えられる疾患
  • 頚椎症性神経根症
  • 静脈血栓症
  • 坐骨神経痛

など

各種神経

  • 顔面、手、腕、足、脚、背中などに走る鋭い痛み
考えられる疾患
  • 坐骨神経痛
  • 三叉神経痛
  • 帯状疱疹

など

できるだけ早く『痛み』を断つために

注射痛みは、私たちに「ここで何か異常が起きているよ」と知らせてくれる、サインとしての役目を持っています。一般的に、痛みが強くなればそれだけ病態も悪くなっていると考えられます。
しかし、病院を受診して痛みの原因が特定したのであれば、痛みの“サインとしての役目”は一旦終わったことになります。たとえ治療を開始しても、すぐに痛みが引くとは限りません。特に強い痛みは、私たちを肉体的・精神的に弱らせ、生活の質を低下させます。
この状態が長く続くと、自律神経のバランスが崩れます。交感神経が強い緊張状態となり、血液の循環を悪化させます。血液の循環が悪化すると、今度はまた新しい痛み物質が溜まり、私たちは増幅した痛みを感じることになります。このように、ときに抜け出せない悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環を断ち切るために使われるのが、ブロック注射です。炎症を起こす神経の近くに直接抗炎症薬を注入するため、短時間での痛みの軽減が可能です。

ブロック注射とは

炎症・痛みを伴う神経の付近に抗炎症薬を直接注射し、痛みを抑える方法です。この際、神経を傷つけたりすることはありません。また、意識、全身への影響もほとんどありません。
局所的な痛みを、効果的に、優しく和らげます。

当院で行う治療法

当院では、痛みに対する保存的治療を行っております。

レーザー

レーザーレーザーを照射することで、炎症を和らげます。特に腱鞘炎の痛みに有効です。スポーツや長時間の事務作業などで前腕や手に痛み、動かしづらさを感じている方は一度ご相談ください。

神経ブロック注射

ブロック注射は、以下のように症状に応じて使い分けます。

硬膜外ブロック

主に、むち打ち、ぎっくり腰、腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、各部位の帯状疱疹後神経痛などに対して行うブロック注射です。
脊髄を多く硬膜と黄靭帯の間に局所麻酔薬を注射します。血管を拡張し、筋肉をリラックスさせ、痛みを和らげます。

星状神経節ブロック

主に、片頭痛、緊張型頭痛、顔面神経麻痺、頸椎椎間板ヘルニア、肩こりなどに対して行うブロック注射です。
頸部(くび)にある星状神経節に局所麻酔薬を注射します。頭部から顔面、首、腕、胸にかけての痛みの軽減が期待できます。

後頭神経ブロック

主に、頸椎症、頚椎椎間板ヘルニア、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛などに対して行うブロック注射です。
後頭部を走る後頭神経に、局所麻酔薬を注射します。

肋間神経ブロック

主に、胸椎椎間板ヘルニア、肋間神経痛、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛などに対して行うブロック注射です。
肋骨下縁を通る肋骨神経に、局所麻酔薬を注射します。胸、腹、背中の痛みを和らげます。

大腰筋筋溝ブロック

主に、腰椎椎間板ヘルニア、腰下肢痛、股関節痛、下肢の急性帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛などに対して行うブロック注射です。
大腰筋と腰方形筋の筋膜の間に、局所麻酔薬を注射します。腰から脚にかけての痛みを和らげます。

トリガーポイント

主に、むち打ち、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、寝違え、五十肩、筋筋膜性腰痛、筋肉や筋膜を原因とする痛みなどに対して行うブロック注射です。
肩こり・腰痛を原因として、外部から力が加わったときに痛みが起こる箇所(トリガーポイント)への薬の注射で、局所的に痛みを和らげます。

ブロック注射のQ&A

ブロック注射は痛みがありますか?

ブロック注射の前に、極細の針で表面麻酔をかけます。痛みはその表面麻酔のときだけで、それもチクッとする程度ですので、それほど心配なさる必要はありません。

ブロック注射の効果は一時的なものなのでしょうか?

ブロック注射は、直接的に痛みを和らげるだけでなく、「痛み→自律神経のバランスが乱れる→交感神経が緊張→血液循環の悪化→痛み物質の蓄積→新しい痛み」という悪循環を断つ役割を果たしてくれます。
麻酔薬そのものの効果は一時的ではありますが、悪循環を断ったことにより、時間と共に痛みが和らいでいきます。副作用が少ないため、繰り返しブロック注射を打つことも可能です。

どのくらいのペースでブロック注射をしたらいいのでしょうか?

基本的なペースとしては、最初の注射から1週間後、二回目を行います。急性期の場合は、週に二回打つこともあります。