粉瘤・皮下腫瘍などの日帰り手術を行っております
当院では、粉瘤、皮下腫瘍(特に脂肪腫)の日帰り手術を行っております。長く放置していたけれどやっぱり気になる、最近になってできものを見つけた、できものが大きくなってきたという方は、当院にご相談ください。
経験豊富な外科医が、正確な診断と適切な治療法をご提案します。
粉瘤・脂肪腫とは
粉瘤(アテローム)
良性の皮膚腫瘍の一種です。「アテローム」とも呼ばれます。
多くは原因不明で、毛穴の一部が内側へとめくれて袋のようなものを形成し、そこに皮脂などが溜まり少しずつ大きくなっていきます。外側からは、皮膚が丸く盛り上がったしこりのように見えます。腫れて痛みを伴うこともあります。
良性腫瘍ですが、放置しているとだんだんと大きくなっていきますので、できるだけ小さなうちに切除されることをお勧めします。
脂肪腫
良性の皮下腫瘍の一種です。
皮下の脂肪組織の増殖によって起こり、多くの場合、徐々に大きくなっていきます。外側からは、やわらかいできもののように見え、粉瘤とよく似ています。
基本的に痛みはありませんが、神経を圧迫するように位置していたり、大きくなったりすると、痛みが生じることもあります。
粉瘤と同様、放置しているとだんだんと大きくなるものがほとんどです。治療は、手術による摘出が適応となります。
当院の日帰り手術の特徴
1、最小限の切開で傷痕が目立たない
高度な技術により、切開を最小限に留めます。そのため、傷痕も小さくなります。なお、粉瘤や脂肪腫が小さければ小さいほど、傷痕も残りにくくなります。
2、局所麻酔で痛みがほとんどない
局所麻酔をかけた上での手術ですので、手術中はほとんど痛みがありません。手術後は、患部にさえ気をつけていれば、すぐに日常生活に戻っていただけます。
3、大学病院、総合病院で外科医として勤務した経験
粉瘤や脂肪腫の手術は、日本外科学会指導医が行います。大学病院、総合病院での外科治療を多数経験しております。安心してご相談ください。
手術の流れ
1ご予約・診察
ご予約の上、受診していただきます。粉瘤や皮下腫瘍の診断を行い、手術の適応となるかどうかを判断します。適応であれば、手術についての詳しい説明を行います。患者様のご同意が得られましたら、手術日時の予約をします。
2手術
局所麻酔の上、手術を行います。手術後は患者様の健康状態、意識の状態をチェックした上で、ご帰宅いただきます。また、次回のご来院日の日時を決定します。
3術後の診察
抜糸、術後の経過観察を行います。治療の終了後も、何か異常に気づいたとき、心配になったときには、すぐにご連絡ください。
日帰り手術の費用
粉瘤・脂肪腫の手術には、健康保険が適用されます。費用は、粉瘤・脂肪腫の大きさ、数、手術の方法によって異なります。
以下は3割負担の場合のおおよその費用です。1割負担の方は、表の費用の三分の一を目安としてください。
なお、「露出部」とは医療、特に診療報酬の計算の際に使われる言葉で、頭、顔、首、肘から下、膝から下の部分を指します。
粉瘤の直径 | 費用(保険適用・3割負担) |
---|---|
露出部の粉瘤 2cm未満 | ¥5,310~5,910 |
2~4cm未満 | ¥11,340~11,940 |
4cm以上 | ¥13,410~14,010 |
露出部以外の粉瘤 3cm未満 | ¥4,170~4,780 |
3~6cm未満 | ¥10,020~10,630 |
6cm以上 | ¥12,810~13,420 |
粉瘤・皮下腫瘍のQ&A
粉瘤と脂肪腫の違いは何ですか?
脂肪腫は、皮下で脂肪細胞が増殖してできる文字通りの“脂肪のかたまり”です。アテロームのことを脂肪腫と呼んでいることもあるようですが、全く異なります。
基本的にどちらも悪性腫瘍化することはないとされていますが、粉瘤はがん化したケースが報告されています。
手術は痛いですか?
注射による局所麻酔の痛みはありますが、手術そのものの痛みはほとんどありません。手術後は、麻酔が切れてから翌日まで痛みが続くこともありますが、痛み止めのお薬を処方いたしますのでご安心ください。
どのぐらいで抜糸するのですか?
顔面の場合は手術から約7日後、手のひら・足裏の場合は約14日後、それ以外の場合は7~10日程度で抜糸を行います。